Foxconn会長「世界最大の量子コンピューターメーカーを目指す」
Young Liu会長はCNBCに対し、Foxconnは他社ブランドの量子コンピューターを製造したい考えで、業界の商用化には少なくともあと2年かかると語った。
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正式名称をHon Hai Precision Industry(鴻海精密工業)とする台湾の受託製造大手Foxconnは、中核となる量子技術を自社で開発することなく、世界最大の量子コンピューターメーカーになることを目指している。Young Liu(劉揚偉)会長はCNBCの番組「Squawk Box Asia」のインタビューでこの構想を語り、すでに民生用電子機器で行っているように、Foxconnが機械を設計する企業のために製造を担う役割を描いた。
発言の内容
The Quantum Insiderによるインタビューの報道によると、Liu氏はFoxconnが製造に注力しており、量子コンピューターのブランド企業と協力して彼らのシステムを製造し、それらの企業が自らの商業的成功を追求できるようにする機会があると述べた。同氏は、Foxconnは「その技術を所有することなく、世界最大の量子コンピューターメーカーになりたい」と語った。
Liu氏は時間軸についても見通しを示した。量子コンピューティングが商業的に成り立つまでには少なくともあと2年かかるとし、それはFoxconnに限らず業界全体の課題だと位置づけた。
Foxconnの技術観
Liu氏は量子コンピューターを汎用機ではなくアクセラレーターだと説明した。CNBCの番組で同氏は、量子コンピューティングがCPUやGPUに取って代わることはないと述べた。むしろそれらと並んで追加され、古典コンピューターにとって非常に難しい特定の計算を高速化するもので、特定の用途では指数関数的な効果が見込めるという。The Quantum Insiderはこれを、従来型コンピューターが中心にとどまり、量子ハードウェアはその能力が役立つ場面で使われるハイブリッド型のアプローチだと説明している。
同氏はコストについても率直だった。The Quantum Insiderによると、Liu氏は量子ハードウェアの極低温要件を費用の一例に挙げ、そのためにさほど長くないケーブル1本でも1,000ドルを超えることがあると述べた。
なぜ重要か
1974年にTerry Gou(郭台銘)氏が創業したFoxconnは、世界最大の電子機器受託製造企業に成長した。量子コンピューターは特殊な部品に依存しており、Liu氏のケーブルの例が示すように、そのコストはシステム全体を組み立てる前の段階でもかなりの額になり得る。Foxconnほどの規模のメーカーが他社向けにこうしたシステムを製造することに関心を示したことは、少なくとも一部の大手サプライヤーが、量子コンピューターがまとまった数量で生産されるようになると見込んでいることを示唆している。
Liu氏の発言は戦略と目標を示したものだ。The Quantum Insiderが指摘するように、同氏が挙げた潜在的な速度面の優位性は技術に対する同氏の期待であり、Foxconnのハードウェアで測定された結果ではない。
今後の注目点
焦点は、Foxconnが特定の量子ハードウェア企業との製造契約を発表するかどうか、どの量子ビット方式を支援するのか、そしてマシンのコストの大部分を占める極低温システムや制御サブシステムの製造まで計画に含めるのかどうかだ。
出典
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